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ツアーオペレーターのプロフィール - オードリートラベル(英国・米国)

Updated: Jun 8


歴史


1996年に設立されたオードリートラベル社(当初は「Asian Journeys」という社名)は、現在、英国で最大かつ最もリスペクトされるツアーオペレーターの1つです。 英国の高級旅行市場の主要プレーヤーの1つとして確固たる地位を築いた後、2013年に米国にオフィスを開設し、北米での存在感を高めました。 同社はテーラーメード(個人旅行)の旅行商品のみを販売し、各旅程は顧客の好みや要件に合わせて独自に設計されています。 同社は、アフリカ、アラビア、ラテンアメリカ、東南アジアなど、世界各国を目的地とした旅行商品を販売しています。 日本は、需要の観点で重要な訪問先の一つであり、ベトナム、インドシナ、ペルー、ニュージーランド、アフリカ南部、米国と並ぶ訪問先です。


顧客プロファイル

オードリートラベルの顧客は40代から60代で、同社のサービスを受けて数々の国を広く旅行してきたお客様となります。彼らは中堅から高級まで、さまざまなホテルや、なるべく和風の雰囲気を持つ旅館に滞在します。同社が持つ多くの顧客は夫婦で旅行しますが、家族や友人などの小グループが一緒に過ごすための(オーダーメイドの)旅程でも旅行します。同社の顧客はガイドや添乗員を必要とせず、ジャパン・レール・パスを使用して日本中を旅行し、その後、各地をセルフガイドするか(旅行をサポートする資料は宿泊や交通、アクティビティなどを包括したものです)、日帰りの小旅行やアクティビティに地元ガイドを利用したりします。彼らは文化的な光景、ソフトアドベンチャー、郷土料理、そして日常生活への洞察(インサイト)を楽しみます。

オードリー社はいかにして日本への旅行を販売するか

日本への旅行のみを扱う「ジャパン・スペシャリスト」チームは、3拠点に約30人が配置されています。このチームメンバーは、基本的に日本への居住経験または旅行経験があり、それが採用条件となっています。 多くは元JET(The Japan Exchange and Teaching Programme=語学指導等を行う外国青年招致事業)の参加者です。 オードリートラベルで勤務すると、毎年少なくとも3〜6週間は日本に滞在し、日本への旅行の学習や研究を行います。彼らは日本を熟知しており、彼らが販売する目的地、ホテル、そして経験を直接体験することになります。このジャパン・スペシャリストが持つ商品知識こそが成功の源です。


顧客は、メールまたは電話でオードリートラベルの「ジャパン・スペシャリスト」チームと連絡をとることが可能です。日本への旅行について、時間を割いて丁寧に電話で説明します。その内容は、休暇中に顧客がやりたいことや、何を好み、何を好まないのかのヒアリングです。ジャパン・スペシャリストは、その後に、お客様の好みに合わせた旅程をテーラーメイドで作成します。通常2週間ほどの、主要な観光スポットに、ハイライトとなる体験プログラムが加わった、独自の旅程に仕上げていきます。


その後、日本にいるパートナーのランドオペレーター(DMC)が予約を行い、実際にツアーを催行します。「ジャパン・スペシャリスト」チームは顧客の旅行の前後に連絡窓口となり、日本滞在中はランドオペレーター(DMC)が顧客へのサポートを提供します。

統計

公開されている会計情報および企業情報に基づいて算出しています。ただし、日本への旅行については推定値となります。次の数字は新型コロナウイルス感染拡大前(つまり2019年)のものです。

 会社の年間売上高:年間約3億ドルから4億ドル(USD)

 日本の年間売上高(推定):年間2500万ドル〜4000万ドル(27億3000万円〜43.7億円)

 年間日本旅行者数(推定):2500人〜3800人

 主たる競合相手:Inside Japan / Steppes Travel / Japan Holiday Architects / Bamboo Travel / Regent Holidays / Selective Asia

 拠点:3拠点 オックスフォードシャー州(本社・英国)、ロンドン(英国)、ボストン(USA)


オードリートラベルとの協業


  • オードリーは、日本のランドオペレーター(DMC)は特定の企業と深く、緊密に連携します。したがって、皆様の旅行商品を彼らの旅程に入れるためには、このDMCパートナーと連携し、商品や地域を売り込む必要があります。


  • オードリートラベルで働く「ジャパン・スペシャリスト」は、日本を熟知しており、日本に対して情熱を持って業務しています。多くのスペシャリストはかつて日本に長年住んでいて、日本国内の旅行経験もあります。オードリーは彼らを日本に出張させ、日本を学習・研究させます。彼らは通常、20代後半から30代です。自身もしくは同僚が見たり経験したりしたものだけを推奨して販売します。したがって、オードリーのスタッフが商品もしくは地域に直接触れることが重要不可欠です。これは、パートナーであるDMCとの協働で実施され、多くの場合は無償で行われます。


  • オードリーは通常、地元色が強く、和風で、魅力を備えたホテルや旅館の利用を好みます。クライアントは、自分たちが「本物の日本」にいると感じ、和室、布団、温泉を積極的に求めています。


  • オードリーの顧客の大半は、訪問したい国を記したチェックリスト(中国、エクアドル、南アフリカ、ニュージーランドなど)から選んでおり、日本には一度だけ訪問することが多いです。 たいていの場合、休暇は2週間~最大17日しかないため、旅程には通常、東京(2~3日)、京都(2~4日)、そして時に広島/宮島(2~3日)を含める必要があります。 したがって、旅行者が見たり、行ったりすることは最大3、4日に限定され、JRを使った関東や関西から良好なアクセスが必要になってきます。


  • オードリーは、英国や米国の競合他社と差別化するために、独自性の高い商品開発に熱心に取り組んでいます。オードリー社だから提供できる特別な滞在や食事を経験することで、顧客は彼らの熱狂的なパートナーになっていくのです。

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