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主な市場の概況

Updated: Sep 18, 2021


主な市場(米国、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア)では、特に日本旅行への需要が堅実に増えています。コロナの現況と、旅行の見通しについての最新情報をご覧ください。


英国


7月19日以降、英国では地域によって異なるものの、ほとんどの規制が徐々に解除されています。外食やイベントへの参加、マスク着用の義務化などの規制が解除され、多くの人が「通常の生活」に戻りつつあります。

英国のコロナ「信号システム(traffic-light)」では、出国先の国に分けられた色(レベル)に応じて規制が異なります。「緑」は検査が必要、「黄」は検査と隔離、「赤」は政府の指定施設での厳しい検査と隔離が必要です。現在、日本は「黄リスト」に入っており、日本から渡英する人は、14日間の隔離とPCR検査で2回の陰性証明が必要です。

10月初旬には規制が緩和される可能性が高く、特に完全にワクチン接種を終えた人が「緑」または「黄」の国を訪問する場合には、規制が緩和される事が期待できそうです。



フランス


フランスでは、バーやレストランなどの公共施設に入るための「衛生パスポート」の導入と共に、多くの制限が解除されました。「衛生パスポート(health pass)」は、完全にワクチンを接種を終えた人、または直近の検査で陰性の人に発行されます。「衛生パスポート」で入場できる特定の場所を除き、マスクの着用が義務付けられています。フランスの出入国規定は、渡航先の国、渡航目的、ワクチン接種の状況によって異なりますが、英国同様、コロナ「信号システム」を採用しており、日本は「黄」に分類されています。



ドイツ


6歳以上の人が屋内の公共施設に入る際には、ワクチンの接種証明や検査結果が陰性であることを証明する必要があります。また、人通りの多い公共の場ではマスク着用が義務付けられており、ソーシャルディスタンスを保つ為の厳格なルールも残っています。

英国同様、海外旅行への規制は出国先の感染レベルによって異なります。 日本は最近の感染者数の多さから「高リスク国」に分類されており、帰国後は厳しい検査と隔離が課せられます。



米国


マスク着用の義務化や共の屋内施設の収容人数制限などは、州によって大きく異なります。海外旅行の規制はありませんが、ワクチンを接種していない人にはお勧めできません。渡航先によって規制が異なります。国には4つのレベルがあり、レベル1は低リスク、レベル4は非常に高リスクです。現在、日本はレベル3の高リスクです。日本への渡航者には、ワクチン接種を受けることが強く推奨されており、帰国時には検査や隔離が必要となります。



オーストラリア


オーストラリアの対策は、上記の他の市場よりもはるかに厳しいものです。ロックダウンは広範囲に及び、国境はオーストラリア政府の4段階の再開計画の中で厳しく管理されています。海外旅行が許可される主な段階は、オーストラリアの成人人口(16歳以上)の80%がワクチンを2回接種したときで、2021年12月中旬と予想されています。その時点で、完全にワクチン接種を終えた旅行者のみが感染リスクの低い国への渡航が可能になるトラベルバブル(隔離なしの自由旅行)が実施される可能性があります。これらの国には、カナダ、フィジー、ニュージーランド、シンガポール、英国、米国、そして日本も含まれる予定です。


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