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ツアーオペレータープロフィール – Les Maison Du Voyages (フランス)

Updated: Aug 17, 2021


ヒストリー


Les Maisons du Voyagesは、1991年に中国文化の愛好家たちによって「La Maison de la Chine」という名前で設立されました。そのコンセプトは、旅行の計画だけでなく、中国文化の専門家(Sinologists・シノロジスト)や画家、作家、ジャーナリストを招いた夜の展示会やフォーラムを通じて、顧客と目的地の文化的側面を結びつける代理店(メゾン=家と呼ばれる)を作ることでした。また、店舗の中にティールームやレストランを作り、本格的な現地の料理を提供するようになりました。次第にそこで顧客へ紹介する目的地が増えてゆき、それぞれの目的地には、以下のような名前が付けられました。

「La Maison de l'Indochine」(インドシナ・1992年)、「La Maison des Orientalistes」(東洋・1994年)、「La Maison des Indes et La Maison des Amériques Latines」(インド・アメリカ・1996年)、「La Maison des États-Unis」(アメリカ・2001年)、「Désir de Japon」(日本・2006年)、「La Maison de l'Afrique」(アフリカ・2008年)、「La Maison de l'Océanie」(オセアニア・2010年)、「Désir d'Europe orientale」(東欧・2011年)。


2006年に開始された日本は、最も人気のある目的地の1つとなり、COVID-19のパンデミック前には、利益面でトップ5に入りました。 2016年にフィガロ・メディア・グループの傘下に入り、「La Maison de la Chine」をはじめとする他の目的地は、「Les Maisons du Voyage」と総称されるようになりました。旅行に関する専門知識や目的地のあらゆる側面を紹介するという、代理店としての強みはそのままに、責任ある持続可能な観光への取り組みを強調しています。



顧客プロファイル


「Les Maisons du Voyage」の主な顧客は、旅慣れていて、活動的で、裕福な退職者が中心です。彼らは、本格的な日本の探検ができるよう、専門的にデザインされた旅行を求めています。彼らは日本の文化、伝統、芸術を愛しています。カップルや少人数の友人と一緒に旅行することが多く、次のような旅行スタイルを好みます。

  • 趣向を凝らした宿泊施設や、魅力的な旅館での滞在

  • 自然を満喫できる、ハイキングやサイクリングなどのソフトアドベンチャー・アクティビティ

  • 地元の食べ物や飲み物が楽しめる、観光地化されていないレストラン


約3割の顧客は、限定のグループツアーに参加します。そこでは、フランス語を話すガイドのサポートや、新しい体験や同じ考えを共有する旅行者との交流を持つことができます。大多数の顧客は、JRのジャパン・レール・パスやポケットWiFi、詳細かつオーダーメイドの旅程を求めます。


他には、次のような顧客グループがあります。

  • 日本を訪れたい家族連れ。文化的な訪問と、子供向けの楽しいアクティビティを交互に楽しむ。

  • 新婚旅行者。想い出に残る、贅沢な体験を求めており、旅の終わりにはプレミアムを払って旅館の貸切露天風呂や沖縄のビーチでの滞在を楽しむ。


ほとんどの顧客は、初めて日本を訪問するため、定番のスポットを体験したいと思っています。しかし、最近では、日本の地方を探検したり、より深く日本文化に触れたいというリピーターも増えています。Les Maisons du Voyageの「ジャパン・スペシャリスト」たちは、あらゆるノウハウを駆使し、人里離れた旅程や、ユニークで没入感のある文化体験を提供しています。



「日本」を売り込む方法


Les Maisons du Voyageのジャパン・スペシャリストになるためには、日本の在住経験、もしくは広範囲で日本を旅行した経験が必要です。また、彼らの知識を向上させるために、年に一度ファムトリップに参加させ、個人的な休暇中にも日本に旅行することが推奨されています。


Les Maisons du Voyageの評判を知り、日本から多くの関係者、彼らの地域やホテル、またはサービスを宣伝するために訪れます。


正確なオーダーメイドの旅程を作成するために、専門のアドバイザーが電話や対面で顧客のご希望をじっくりとヒアリングし、最初の問い合わせから旅行の終わりまで、パーソナライズされたサービスを提供します。その際、インターネットや競合他社では見つけることのできない特別な体験や、一般の旅行者には知られていないおすすめのレストランや地域などを含む、完全にオーダーメイドのよく考えられた旅程を提案します。


日本では、経験と信頼性が、レメゾン・デュ・ボヤージュが提携するDMCの選定基準です。彼らは、長年一緒に働いてきた、信頼できるパートナーだけを使います。また、Les Maisons du Voyageは、サステイナブルな旅に取り組んでいるため、DMCや宿泊施設にも同様の理念を求めます。


統計


公開されている会計情報と企業情報に基づいています。日本に特化した情報で積算しています。また、以下の数値はコロナ以前(2019年)のものです。


会社の年間売上高:5,000万ユーロ(約65億円)

日本への年間旅行者数:750〜1000人

主な競合他社:Voyageurs du Monde、Marco Vasco、Comptoir des Voyages、Vivre le Japon

オフィス:パリに2つのオフィス



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